「コンテンツ」と「売り込み」とを混同してはいけない

今、コンテンツマーケティングという言葉が注目されています。

そもそも、コンテンツとは、どういう意味なのでしょうか?

コンテンツとは何か?

世の中には、コンテンツという言葉に対する様々な定義がありますが、最も分かりやすい定義は、

「ユーザーにとっての価値を提供するための情報や体験」

という定義です。

つまり、コンテンツとは、ユーザー経験の中心にあるものであり、それは多くの場合、書かれたものを「読む」ことにあります。

ブログ記事、Eブック(見込み客やクライアントに対して、役立つ情報や問題の解決策を示すPDF形式のドキュメント)、ホワイトペーパー(企業がマーケティング目的のために自社製品や新技術を紹介する文書)、Twitter投稿、Facebook投稿、ウェブサイト上の文章であれば、それは”文字どおり”、「読む」という経験になります。

また、動画やPowerPointなどのプレゼンテーションも、その基礎は文章で書かれたトークスクリプトが中心となるため「書く」、「読む」という行為が核となります。

つまり、コンテンツの中心は「書くこと」、「読むこと」にあるのです。

言葉を軽視してはいけない

しかし、このコンテンツ主導の環境にありながら、企業はしばしば言葉を軽視したり、見落としたりしています。それで、どれだけ損をしているとも気づかずに・・・・

ちょっとだけ、想像してみてください。

もし、あなたのウェブサイトにロゴやキャッチコピーなどのポジショニングやブランディングが全く組み込まれていないとしたら、サイトを訪問した人たちは、それがあなたのサイトだと認識できるでしょうか?

もし、あなたが自分のオンライン・コンテンツすべてからポジショニングやブランディングを削除し、競争相手と同じような言葉を並べていたら、あなた自身、それが自分のサイトだと認識できるでしょうか?

果たして、多くの人に注目されるようなサイトになるでしょうか?

言葉は代理人です。私たちが個人として、また、会社として世の中に伝えたいことを代わりに伝えてくれる大切なものです。

言葉をそのように捉えた時、次のことが問題となります。

  • あなたは、自分や自分たちの会社のストーリーを独自の視点から語っているでしょうか?
  • はっきり、あなたやあなたの会社のものだとわかる声とスタイルを使っているでしょうか?

企業にとって、コンテンツの核となる優れたライティングは、単なるツールの一つではありません。その使い方次第では、企業の命運を左右するほど重要なパワーツールです。

優れたライティングとは、人々の注意を引く”優れたコンテンツの基礎となるもの”です。

繰り返しになりますが、言葉は重要です。あなたの言葉(何を言うか)とスタイル(どう言うか)は、何より大切な資産となります。

何がコンテンツではないのか?

繰り返しになりますが、コンテンツとは、

「ユーザーにとっての価値を提供するための情報や体験」

です。

さらに、コンテンツについて理解を深めるために「コンテンツではないもの」について、考えてみたいと思います。

アクセスが集まらず、SEO対策がうまくいっていないサイトの特徴は、驚くほど似通っています。

そうしたサイトの多くは、ほとんどの場合、「売り込み」と「事実の告知」と、それらを紹介する目次だけでサイトが構成されていて、絶望的にコンテンツがありません。

ウェブページでいえば、商品紹介ページやサービス案内ページなど、販売や勧誘のための情報や機能は、コンテンツと呼ぶには適切ではありません(売り込みと呼ぶのが適切でしょう)。

当然、サイト上にコンテンツがなければ、それらが閲覧されることはなく、共有されることもなく、話題にされることもなく、リンクされることもなく、そして、検索エンジン上で検索されることもありません。

「コンテンツ」と「売り込み」を混同してはいけない

コンテンツの必要性と重要性は、よく知られているにもかかわらず、こうしたことが起きるのは、コンテンツという言葉が誤解されていることが多いためでしょう。

売り込み(販売のための情報や機能)とコンテンツとを混同し、商品紹介ページを作り込んで、コンテンツを充実させているつもりになっている人や企業は珍しくありません。それは、コンバージョンには寄与しても、集客にはほとんど寄与しません。

まとめ

コンテンツを作ろうとする前に、コンテンツという言葉の意味について、正しく理解していきましょう。

それを理解することができたら、存分に価値あるコンテンツを制作していきましょう!

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