目の前の仕事に忙殺されて、いつも忙しいにも関わらず、集客に困っているあなたへ

今回は、頭の痛いお客さんを追い回す新規開拓営業、つまり、営業の人海戦術による「アウトバウンドマーケティング」を止める方法をご紹介します。

また、あなたが手取り足取り、部下を教育しなくても、「部下が勝手に育っていく仕組み」を作る方法を紹介します。

目次

頭の痛い「集客」や手がかかる「部下のマネジメント」から解放されたいと思ったことはありませんか?

 

「アウトバウンドマーケティング」から「インバウンドマーケティング」へ

その方法とは、あなたが今持っているホームページとは別に、集客ブログ(オウンドメディア)を作り、それを育てていくという方法、つまり「インバウンドマーケティング」と呼ばれる方法です。

「インバウンドマーケティング」は、お客さんのことを追い回す従来の「アウトバウンドマーケティング」と対極にある、お客さんの方からあなたを見つけてくれる新しいマーケティングの仕組みです。

この「インバウンドマーケティング」を導入すること。

つまり、集客ブログ(オウンドメディア)を作り、あなたの見込み客にとって魅力的なコンテンツ(記事)をたくさん育てていくことができれば、見込み客の方からまるで、磁石のように引き寄せられるようにあなたを見つけ、自ら問い合わせをしてくれるようになります。

この「インバウンドマーケティング」を導入することにより、あなたのビジネスの月間の見込み客獲得数を10倍以上に、Web集客数は20倍以上に、さらに顧客単価も2倍以上にすることが可能です。

しかも、この方法を着実に実践すれば、あなたやあなたの部下の働く時間は以前の半分になり、あなたはあなたの大切なビジネスにおいて、本当に必要かつ重要な仕事に注力することができるようになります。

また、家族や自分自身の時間をしっかりと確保できるようになるので、あなたは仕事だけでなく、人生全般の充実感を感じることができ毎朝、「今日も仕事か・・・」と憂鬱な気持ちになる代わりに、「今日はどんなお客さんが待っているんだろうか!」というように、ワクワクした気持ちで目を覚ます毎日を過ごすことができるようになるでしょう。

従来からの「アウトバウンドマーケティング」の問題点とは?

「アウトバウンドマーケティング」の代表格の手法である「営業担当者による人海戦術」は、短期的な成果が出る確率が高いというメリットはあるものの、属人的な要素が強いため、その活動の成果を継続的に数値化して、分析・評価、そして対策へとつなげていくことが非常に難しいというデメリットがあります。

また、各種の有料広告も「アウトバウンドマーケティング」の一種で、数値化もすることができる効果がある方法ですが、投資するのをやめたとたんに、見込み客獲得の流れが途絶えてしまい「いつまで経っても自社のマーケティング資産が積み上げらない」というデメリットがあります。

頭脳よりも、お金を持っているのな らアウトバウンドマーケティングに集中すべきだ。お金よりも、頭脳を持っているのなら、インバウンド マーケティングに集中すべきだ(ガイ・カワサキ )

この言葉にあるように、「インバウンドマーケティング」は誰にとってもふさわしい戦略ではありません。頭脳よりもお金を持っているのならば、お金で営業担当者を雇い、広告費をジャンジャン使って、市場を制圧した方が手取り早いことは事実です。

こういう人や企業にとっては、集客ブログ(オウンドメディア)を作って、コツコツと見込み客を満足させることのできるコンテンツ(ブログ記事)を作り続けることは、まどろっこしいと思ってしまうでしょう。

しかし、多くの企業は人もお金も限られています。人もお金も限られている以上、頼るべきはあなたを含めた一人一人の社員の知恵しかありません。

つまり、「インバウンドマーケティング」を継続的に実践するためには、お金の代わりに知恵を出し続けることが強く求められるのです。

そういう意味で「インバウンドマーケティング」はやり続ければ、確実に成果が出る方法でありますが、誰にでもふさわしい方法ではありません。

お金があるのであれば、営業担当者をたくさん雇い、広告を湯水のごとく使えば、手取り早く成果が出ます。また、「お客さんを喜ばせる記事を書いても、すぐに金に結びつかないので面倒くさい」という価値観で実践しても、全く成果に結びつくことはないでしょう。

したがって、「インバウンドマーケティング」は、人やお金に限りがあるけれども、もっともっとお客さんのために貢献したいと考える個人・企業にとっては、最高のマーケティング手法なのです。

もう、お客さんを追い回すのは、止めにしませんか?

きっと私と同じように、あなたも営業で断られるのは嫌でしょう。

どんなに営業経験を積んだとしても、人に拒絶されるのは辛いですよね?

多くの法人営業では一般的な手法となっている電話営業(TELアポ)も、100件電話して、1~2件のアポがとれればいい方です。電話営業(TELアポ)は多少のトークスキルは影響しますが、基本的には確率の世界です。

営業の提案力やクロージング力、そしてフォロー力とは違って、ベテランの営業担当者であろうと、入社したての新人であろうと、そんなに大差が開くことはありません。

でも、現実として、我々、営業担当者は、毎日が見込み客や顧客に拒絶される恐怖との戦いです。

  • 断られたり非難されたりするのが怖い・・・。
  • そもそもアポを取るのが難しい・・・。
  • 顧客からのプレッシャーで、値引きや悪条件を突きつけられて辛い・・・。
  • 常に強いストレスがかかるためモチベーションを上げ続けるのが大変・・・。
  • 数字の達成のために、既存のお客さんへの対応だけでなく、新規のお客さんも探さなければならない・・・。これでは、時間がいくらあっても足りない・・・。
  • 自分が止まってしまったらすべてがストップしてしまう・・・。
  • いつも目の前のお客さんのために、一生懸命になって仕事をしている・・・。
  • その割に、一つ一つの仕事から得られる利益が小さく、働いて働いてもいつも苦しい・・・。
  • 既存のお客さんへの対応で手一杯で、新規のお客さんを探す時間が週に3時間も確保できない・・・。
  • もっと時間があったのなら、もっとお客さんに貢献することができるのに・・・。
  • 売り上げと利益が個人の営業に依存していて、属人化している・・・。
  • 個人の物理的・精神的な負担が大きい・・・。
  • こんな状況がいつまで続くのだろうかといつも悩んでいる・・・。

といった悩みを抱えています。

また、もし、あなたが社長という立場で仕事をしていたら、または、個人事業主として社長兼従業員として働いていたとしたら、こんなふうに、あなたはすべて仕事に関わっているのではないでしょうか?

  • 営業するのも自分・・・
  • 営業して獲得した仕事をするのも自分・・・
  • 仕事を終えて、請求書を出すのも自分・・・
  • ホームページを更新するのも自分・・・(最近、忙し過ぎて、ホームページの更新が滞ってしまっているな・・・)

単刀直入に言います。

あなたがこんな状態に陥ってしまっている原因は、自社のマーケティングを全くやっていないか、やっていたとしても、やり方が間違っているからです。

「マーケティング」と「営業」は違うもの

「マーケティング」は、「営業」とは違います。

いや、むしろ、以下の先人たちの言葉にあるように、そもそも、「マーケティング」は「営業」の対極にあるものです。

マーケティングの理想は、販売を不要にすることである(P・Fドラッカー)

<解説>

営業担当者が一生懸命になって見込み客にプッシュして売り込まなくても、あなたの商品・サービスが自然に「売れてしまう状態」をつくるのがマーケティングの本質です。その商品なりサービスを目の当たりにした顧客に、「ああ、これが欲しかった!」と思ってもらうことがマーケティングの仕事です。そうやって始めて、顧客は自分の大切な財布の紐を開くのです。そして、あなたが提示した商品・サービスの価値に対して、納得して対価を支払ってくれるのです。

そのためには、見込み客が何を欲しているか、心の奥底で何を望んでいるか、何に価値を認めるかを知らなければ話になりません。ドラッカーはまず「顧客に聞け」と言いますが、同時に、顧客は必ずしも答えを知っていないとも言っています。例えば、iphoneが世の中に出る前に、iphoneが欲しいという顧客はいないということです。顧客は自分の欲しいものについて、うっすらと感じてはいても、それを言葉で説明できなかったり、自分では気づいていなかったりするからです。だから、あなたの方から価値を提案する必要があるのです。

また、ドラッカーは今いる顧客だけでなく、市場にいる「ノンカスタマー」に聞くことが重要だとも言っています。これまでずっと顧客ではなかった人がいるならば、それはなぜか?以前は顧客だったのに離れてしまったとすれば、それはなぜか?そこには、あなたが提供できていない顧客にとっての価値を知るための大きなヒントが隠れています。

「マーケティング」の仕事は、営業担当者の前に見込み客を連れてくることです。

そして、「営業」の仕事は、その見込み客の悩みや欲求、願望を深く掘り下げ、それを自社の商品・サービスで解決できることを明確に示して、購買へと導くことです。そして、1回の購買ではなく、何回も継続して自社の商品・サービスを利用・活用、そして購入してもらうように、定期的にフォローすることが営業担当者の仕事です。

つまり、「マーケティング」とは「営業」の前にやるべき仕事であり、営業の仕事を楽にスムーズにする仕事なのです。

集客ブログ(オウンドメディア)を活用したマーケティングの事例

では、「インバウンドマーケティング」は具体的に、どうやればいいのでしょうか?

その答えは、集客ブログ(オウンドメディア)を作り、そこに見込み客にとって価値のあるコンテンツ(ブログ記事)を書き、情報発信していくことになります。

具体的な事例として、こちらの記事をご覧ください。

↓↓↓

Web集客80倍!プッシュ型マーケを脱却した、自社メディア ✕ MAツールという戦略

こちらの記事では、営業の人海戦術による「アウトバウンドマーケティング」による成長の限界に悩む企業が「インバウンドマーケティング」に切り替えて、月間獲得リード数は50倍に、Web集客数は80倍に、さらに顧客単価も2倍になり、プッシュ型頼みだった新規営業を効率化することに成功した事例が紹介されています。

「普通のホームページ」と「集客ブログ(オウンドメディア)」との違いとは?

これから、集客ブログ(オウンドメディア)の破壊力を証明します。

まず、この2つのウェブサイトを見てください。

<ウェブサイトA>

http://www.lineup-car.com/

<ウェブサイトB>

http://lineup-cars.sakura.ne.jp/

 

さて、ここであなたに質問です。

あなたはAとBのウェブサイト、どちらのアクセス数の方が多いと思いますか?

正解は・・・、

・ウェブサイトA・・・7,974 PV(2017年1月)

・ウェブサイトB・・・59,101 PV(2017年1月)

ウェブサイトBの方が、7,4倍以上のアクセスを集めています。

集客ブログ(オウンドメディア)と普通のホームページの差は、この違いにあります。

普通のホームページの特徴は、コンテンツ(記事やページ)が少ないので、アクセスが大きく伸びることがないことにあります。また、ホームページに訪れる検索エンジンユーザーは基本的に、今すぐに商品・サービスの購入を検討している人々(今すぐ客)が多いということがあります。

それに対して、集客ブログ(オウンドメディア)の特徴は、コンテンツ(記事やページ)が多くて、アクセスを大きく伸ばすことができるということにあります。また、集客ブログ(オウンドメディア)に訪れる検索エンジンユーザーは基本的に、商品・サービスを購入しようか、どうしようかと悩んでいる人々(お悩み客)や、商品・サービスに興味を持っている人々(興味客)になります。

つまり、ホームページだけでなく、集客ブログ(オウンドメディア)を作り、育てていくことは、あなたの商品・サービスを買う可能性のある「商品・サービスの購入を検討している人々=今すぐ客」だけでなく、「商品・サービスを購入しようか、どうしようかと悩んでいる人々=お悩み客」や「商品・サービスに興味を持っている人々=興味客」にアプローチすることができるようになるのです。

そして、そのアプローチは、あなたが必死になって追いかけるのではなく、「今すぐ客」や「お悩み客」、「興味客」の方から、あなたの集客(オウンドメディア)を見つけて、問い合わせをしてくれるようになるのです。

だからこそ、集客ブログ(オウンドメディア)を作り、育てていくことは、売り上げが増えるだけでなく、あなたの働く時間も半減させるだけの破壊力を秘めているのです。

消費者の購買に向けた心理的段階とは?

人が検索行動を通じて、自分の問題を解決しようとする時には、以下の5つの心理的段階を経験していきます。

それでは、これから、その一つ一つを解説していきます。

1.現状への疑問の発生

この段階は、何かのきっかけで、疑問を感じるようになった段階です。

具体的には、検索ユーザーは、このような状態になっています。

「何かのきっかけを得て、それまで疑問を感じていなかったことに対して疑問を感じるようになった段階。解決すべき課題がありそうだということに気付いているだけで、まだこの段階では問題やニーズは具体化していない。」

例えば、暴飲暴食を繰り返していて、ある時、体重計に乗ってみたら、5kgも太っていたことにショックを覚えて、「このままで本当にいいのだろうか?」と感じている段階です。

〜「現状への疑問の発生」段階の人の頭の中の疑問〜

★検索の目的:単なる調べ物
★検索キーワード:広範囲をカバーする漠然としたもの

  • この状況の原因、問題は?
  • どんな解決策があるのか?
  • 知っておくべきことは何?
  • 詳しい資料はある?
  • 無料か格安で、自分で解決する方法は?
  • 同じような悩みを乗り越えた人の体験は?

2.欲求の具体化

この段階は、自分自身の「変わりたい!」という欲求を解決する方法を探そうとする段階です。

具体的には、検索ユーザーは、このような状態になっています。

「疑問を形作っている問題またはニーズが明確になり、問題を解決する、またはニーズを満たす商品について考え始める段階。いくつかの商品やサービスについて調査を始める」

例えば、この段階は、ダイエットの具体的な方法を検索する段階です。

〜「欲求の具体化」段階の人の頭の中の疑問〜

★検索の目的:本格的な調べ物
★検索キーワード:問題の解決策など

  • 代替できる商品は?性能や選び方は?
  • かかる時間やお金は?効果は見合うか?
  • 自分に使いこなせるのか?
  • 他の人はどれを選んで、どんな結果を得た?
  • 買う前に試せないか?デモや試供品は?

3.解決策の決定

この段階は、いくつかの解決策を検討して、解決策を1つに絞り込む段階です。

具体的には、検索ユーザーは、このような状態になっています。

「購入すべき商品やサービスが明確になり、いつ、どこで、いくらで購入するかを検討する段階。販売店の情報やセール情報などを調査し、購買を決める」

例えば、この段階は、ダイエットをするために必要な商品・サービスを検索する段階です。

〜「解決策の決定」段階の人の頭の中の疑問〜

★検索の目的:より具体的な情報の検索
★検索キーワード:製品やサービスの性能や特長など

  • お店選びの方法は?他の人の選び方は?
  • 安く買えて、評判のいい店はどこ?
  • 支払方法や納品時期は?サポートは?
  • いつ買うべきか?キャンペーン期間は?
  • 本当に買っていい?後悔させない?

4.問題解決に向けた行動

この段階は、自分が選んだ解決策を上手に使いこなそうとする段階です。

具体的には、検索ユーザーは、このような状態になっています。

「購入した商品やサービスを利用して問題を解決する段階。使ってみるまで知らなかった機能についての情報や、よりうまく使う方法、サポートなどの情報を調査する。」

例えば、この段階は、ダイエットをするためにフィットネスジムに通う選択をした後、どんなトレーニングメニューやサプリが最も効果が高いのかを検索する段階です。

〜「問題解決に向けた行動」段階の人の頭の中の疑問〜

★検索の目的:販売店の検索
★検索キーワード:製品やサービスの性能や特長など

  • 買ってから知ったこの機能は何?
  • もっと便利で賢い使い方は?コツや裏技は?
  • 思ったより効果が出ないけど、どうする?
  • もっといい商品や併用すると便利な商品は?

5.結果の検証とその共有

この段階は、自分の得た結果をインターネット上に共有する段階です。

具体的には、検索ユーザーは、このような状態になっています。

『購入した商品やサービスによって、どのように問題が解決されたか(解決されなかったか)またはニーズが満たされたか(満たされなかったか)を検証し、その体験を他者と共有する段階。ここで発信された情報は、第三者にとっての「1. 現状への疑問の発生」を引き起こす』

例えば、この段階は、ダイエットをするためにフィットネスに通って得た自分の結果や感想をブログやフェイスブック、ツイッターなどに共有する段階になります。

〜「結果の検証とその共有」段階の人の頭の中の疑問〜

★検索の目的:検証と共有
★検索キーワード:感想や紹介など

  • こんな人に最適(不適)
  • 商品も店も最高(最悪)
  • こんな使い方が便利(やったらダメだよ)

6.まとめ

従来のホームページは下図のように、消費者の購買に向けた心理的段階のうち、基本的に、3の「解決策の決定」の部分しか、カバーすることができません。

一方で、集客ブログ(オウンドメディア)を使うことにより、1〜5の段階すべてをカバーすることができてしまうのです。

インターネットのユーザーは「質問の答えとなる情報を欲している」のであって、企業の自画自賛を欲しているわけではありません。

くれぐれも、この事実を頭に入れて、消費者の購買に向けた心理的段階にフィットするようなコンテンツを集客ブログ(オウンドメディア)で発信していきましょう。

集客ブログ(オウンドメディア)を今すぐ導入すべき「4つのメリット」とは?

4つの明確なメリットがあります。事例と一緒に、一つ一つ紹介していきます。

【メリット1】ウェブサイトへのトラフィックを増やすため

http://liskul.com/

誰もが、自分のウェブサイトへの訪問者を増やしたいと思っていると思います。

まず、人々があなたのウェブサイトにどのようにして辿り着くか考えてみましょう。

  • ブラウザに会社名を入力して、検索すればウェブサイトは見つかります。しかし、それは、あなたの会社をすでに知っており、あなたの会社の新しい情報を求めてウェブサイトにやってくるため、現状のトラフィックの数を増やすことはできません。
  • メールリストを業者から購入して、トラフィックを増やす企業も存在します。彼らはメールの受信者にうるさがられながらも、中にはメールを開いてクリックしてくれる人がいるかもしれないと期待します。しかし、これは費用が高いだけでなく、企業の悪いイメージを広げてしまう可能性があります。
  • では、PPC広告などの有料広告をたくさん利用する、というのはどうでしょうか?これはやはり非常に高価な手段で、しかも予算が底をつくや否や、トラフィックもピタリと止まってしまいます。

では、どうすればトラフィックを増やすことができるのでしょうか?

そうです。集客ブログ(オウンドメディア)です。集客ブログ(オウンドメディア)にソーシャルメディアと検索エンジンを組み合わせることにより、大きな効果が期待できます。

自社のウェブサイトにページがいくつあるか数えてみてください。それほど多くはないでしょう。では、どれくらいの頻度でページの内容を更新しますか?頻繁には更新しませんよね。(会社紹介のページをこれまで、何度更新しましたか?)

そのような会社にこそ、集客ブログ(オウンドメディア)が必要なのです。

下記のデータのように、ブログの記事を1つ書くたびに、検索エンジンによって、インデックスされるページがウェブサイトに1つ増えます。つまり、自分のウェブサイトが検索結果として一覧に表示され、オーガニック検索によるトラフィックが増加するチャンスが一つ増えるのです。

情報源:Google Search Console

また、ウェブサイトにページが増えると、ウェブサイトがアクティブであるという信号がGoogleやその他の検索エンジンに送られるため、自分のウェブサイトに追加したコンテンツを検索エンジンが頻繁にチェックするようにもなります。

集客ブログ(オウンドメディア)には、会社をソーシャルメディアで見つけてもらいやすくなるという効果もあります。ブログ記事を書けば、それがTwitter、LinkedIn、Facebook、Pinterestなどのソーシャルメディアで共有されるコンテンツにもなるため、会社の存在を知らない新しいオーディエンスに記事を読んでもらえるチャンスが増えるのです。

また、集客ブログ(オウンドメディア)のコンテンツには、ソーシャルメディアでの存在感を高める効果もあります。ソーシャルメディアの担当者に新しいコンテンツを一から作成するようお願いしなくても(あるいは自分で作らなくても)、集客ブログ(オウンドメディア)がコンテンツとして機能するようになります。

ソーシャルメディアでのリーチが、集客ブログコンテンツによって拡大すると同時に、各ソーシャルからウェブサイトのブログにアクセスする人がいることで、訪問者の数が増えるという、素晴らしい「相乗効果」が実現します。

まとめると、下の図にある「インバウンドマーケティング」の最初の段階において、集客ブログ(オウンドメディア)はトラフィックの増加に効果があり、検索エンジンやソーシャルメディアによって、さらにその効果を高めてくれるのです。

ブログにユーザーを120%満足させるような記事を書き、それをFacebook(フェイスブック)を中心としたSNS(ソーシャルメディア・ネットワーキング・サービス)で拡散させていきます。

よくソーシャルメディアを使った集客と言うと、「Facebookページを作れば…」とか「Twitterを使えば…」と勘違いしてしまう方かが非常に多いですが、ただFacebook(フェイスブック)ページを作ったり、Twitter(ツイッター)を始めたりしてもマーケティング上、全く意味はありません。

ソーシャルメディアはあくまでも、「多くの人にあなたのコンテンツを広めてもらうためのツール」であって、それ単体での使い方を追求したところで、集客ブログ(オウンドメディア)やサイトと組み合わせなければ、大きな成果を出すことはできません。

しかし、WEBマーケティングのメインの柱を自社の集客ブログ(オウンドメディア)に置いて、その自社サイトを効果的に広めるためのツールとして使えば、ソーシャルメディア は大きな威力を発揮します。

【メリット2】トラフィックを見込み客(リード)に変換し、増やすため

http://hoken-kyokasho.com/

次に、集客ブログ(オウンドメディア)の効果で、ウェブサイトのトラフィックが増えたら、次はそのトラフィックをリード(見込み客)に変換するチャンスについて考えていきます。

やり方はいたってシンプルです。

リードジェネレーションのためのCall-To-Action(CTA)をブログの各記事に追加し、トラフィックを見込み客(リード)に変換するだけです。

CTAと言えば無料のeBook、ホワイトペーパー、ファクトシート、ウェビナー、トライアルなど、基本的には人々が自分の個人情報と引き換えに入手したいと思うようなコンテンツ資産に対して、用意されるものです。トラフィックがリードに変換される過程について簡単に説明すると、次のようになります。

  • ウェブサイトに訪問者がアクセスする
  • 訪問者が無料のオファーを入手するためのCTAを見る
  • 訪問者がCTAをクリックし、ランディングページに移動する。そこには個人情報を入力するためのフォームが用意されている
  • 訪問者がフォームに情報を入力して送信し、無料のオファーを受け取る

ブログ記事には必ずCTAを入れてください。なぜなら、CTAはブログへの訪問者をリードに変換し、セールスチームに渡すための重要な手段だからです。

【メリット3】信頼性を確立することができるため

優れた集客ブログ(オウンドメディア)はまるで、優れた営業担当者のように、多くの見込客や顧客が持つ疑問に答えてくれます。

しかも、生身の人間である営業担当者と比べて、24時間365日、休むことなく働き続けてくれます。

あなたはただ、あなたの商品・サービスが解決することのできる見込客や顧客の悩みや願望を解決するコンテンツを作り続ければ、次第にその業界・分野の権威者という目で見られるようになり、見込客や顧客の方から、あなたに連絡をとりたいと思ってくれるようになります。

あなたは、自分が作成した教育的なブログ記事が、見込客や顧客の悩みを一気に解決できたときのインパクトの大きさを想像できますか?

あるいは、自社の社員が書いたブログコンテンツを見込客が目にしたとき、その見込客が、顧客に変換する可能性がどのくらい上がるか分かりますか?

「信頼性の確立」は、トラフィックやリードのように増減を測定することはできませんが、マーケティングにおいて、高い威力を発揮します。

なぜなら、見込み客が、自分の質問に対する答えを集客ブログ(オウンドメディア)の記事で見つけた場合、その人や会社の発言を信頼するようになり、その後の営業プロセスに対する反応が、かなりの確率で良くなるからです。

見込み客がその商品・サービスに興味を持つ前にブログ記事を読んでいたとしたら、見込み客の心の中には「その記事によって、過去に助けてもらった」という印象が残るため、やはり良い影響が出ます。

集客ブログ(オウンドメディア)の記事を購読している見込み客は、その市場や業界、そして企業のオファーについて、より豊富な知識を持って、営業プロセスに応じることが多くなります。これにより、ほとんど他人同士の会話であっても、非常に生産的な話ができるようになります。

どういうことかというと具体的には、営業担当者が見込み客から、詳しい説明が必要になるような質問、あるいは回答を文章にまとめなくてはならないような質問を受けたとき、ブログ記事のアーカイブから回答を作成することができます。

回答を一から作成する必要がないため、見込み客に迅速に対応できるだけでなく、頼りになる存在として認めてもらえるようにもなるのです。

つまり、集客ブログ(オウンドメディア)に書き溜めたブログ記事のアーカイブが、現場の営業担当者をバックアップする強力なツールになるのです。

また、たとえ、入社して1ヶ月の新人営業担当者であっても、集客ブログ(オウンドメディア)の一つ一つの記事が教育コンテンツとして機能してくれるので、営業担当者が持つべき知識が一定に保たれます。

そのことにより、現場の教育・研修では、より高度な提案の仕方やクロージングテクニックなどに集中することができ、早期に一人前の営業担当者を育てることができるようになります。

【メリット4】長期的に効果をもたらす資産となるため

長期にわたって人々の興味が持続するような内容の記事を書けば、過去の記事が自動でアクセスを集めてくれるようになります。

例えば、机に1時間ほど座ってブログ記事を書き、その日のうちに投稿したとしましょう。その記事を、100人が読み、そのうちの10人が見込客に転換したとします。

翌日、その記事がソーシャルメディアで共有されたり、購読者の一部が記事へのリンクをメールで誰かに送ったり、RSSを利用したりして、新たに50人が記事を読み、5人が見込客になりました。

しかし、数日も過ぎるとすっかり静かになります。結局、合計で150人が記事を読み、15人が見込み客に転換したという結果になりました。

でも、話はそこで終わりません。

そのブログ記事が検索エンジンで上位に表示されるようになったとします。そうなると、何日でも何週間でも、何か月でも、そして何年でも、そのブログ記事からトラフィックや見込客を獲得できるようになるのです。

投稿の初日あたりで、効果が消えるなんてことはありません。インバウンドマーケティングのシステムとコンサルティングを提供するHubSpot社が、ビジネスブログを調査した結果を示した次のグラフをご覧ください。

情報源:HubSpot
情報源:HubSpot

このグラフにあるように、トラフィックを月ごとに調べたところ、全トラフィックのおよそ70%がその月に投稿された記事のものではなく、過去の古い記事に対するトラフィックであることが分かりました。見込客の獲得数も同じで、全体のおよそ90%が数か月前、場合によっては数年前に投稿された記事によるものでした。

つまり、このデータから分かることは、集客ブログ(オウンドメディア)上でコンテンツ(ブログ記事)を書き続けるという日々の活動は「明日への投資」なのです。昨日の苦労が、将来100倍にも1000倍にもなって帰ってくるわけです。

どんなビジネスでも、その成果は短期と中長期のバランスの上に成り立っています。日々の目の前の仕事の中に、どれだけの中長期的に効果をもたらす価値を盛り込んでいけるかどうかが、ビジネスの成否を分けるのです。

したがって、すべてのブログ記事がこうなるわけではないですが、人々の興味が持続するような内容の記事を書き続ければ、あなたが何もしなくても、その記事の一つ一つが長期に渡って、自動でアクセスを集め続けてくれるようになるのです。

この事実は、集客ブログ(オウンドメディア)が持つ未知の可能性を表しています。

もちろん、時間はかかるかもしれませんが、それ以上何もしなくても、その先のトラフィックや見込客の数を予測し、そして確実に獲得できるようになります。そうなれば、最終的には、一生懸命になってブログ記事を書き続けて、トラフィックや見込客を増やすという仕事にも、それほどの時間と労力をかけずに済むようになるのです。

まとめ

集客ブログ(オウンドメディア)を今すぐ、あなたのビジネスに導入すべき4つのメリットについて、お話しました。

【理由メリット】ウェブサイトへのトラフィックを増やすため

【理由メリット】トラフィックを見込み客(リード)に変換し、増やすため

【理由メリット】信頼性を確立することができるため

【理由メリット】長期的に効果をもたらすため

もし、今のあなたのビジネスにおいて、お客さんに困っていて、お客さんを追い回しているのなら、今すぐに集客ブログ(オウンドメディア)を導入することを強くお勧めいたします。

最後に、集客ブログ(オウンドメディア)に関する米国の統計的データをご紹介します。

よく米国はマーケティングとインターネットのメッカであり、日本に比べて10 年進んでいると言われていますが、実際にその通りで、インターネットの世界では特に、米国で起こったことが遅れて日本でも起こる現象が続いています。

集客ブログ(オウンドメディア)をビジネスに活用することについて効果は、米国ではすでに実証されています。

この日本でも数々の成功例がありますが、まだまだ少ないのが現状です。

集客ブログ(オウンドメディア)を今すぐに始めて、ライバルに圧倒的な差をつけてしまいましょう。

米国の統計データから見るあなたの会社が、集客ブログ(オウンドメディア)を導入するべき45の理由

あなたが中小企業のオーナーでも、マーケティング担当者でも、ビジネスブログを活用して、成功させたい場合は、最も重要なブログのトレンドを把握しておく必要があります。

  • あなたはなぜ、ビジネスブログを持つ必要があるのか、本当に腹落ちしていますか?
  • あなたがビジネスブログを作り、成長させて行った結果、どんな成果がもたらされるのか、イメージすることができますか?
  • あなたの見込み客がオンラインでどのように行動し、どのようなコンテンツに注意を払うかを知っていますか?

これらの質問のうち少なくとも1つに「はい」と答えた場合、以下のブログ統計情報は、あなたにとって大きな助けになるでしょう。

情報源:https://writtent.com/blog/top-blogging-statistics-45-reasons-to-blog/

1)670万人の人々はウェブサイト上に自分のブログを公開しています。他の1200万人はソーシャルネットワークを使って、ブログを書いています。
(出典:NM Incite


2)米国のオンライン消費者の81%がブログからの情報やアドバイスを信頼しています。
(出典:BlogHer


3)ブログを持っている企業は、97%多くのインバウンドリンクを持っています。
(出典:Hubspot


4)2013年までに、米国の1億2,800万人がブログの読者になると予測されています。
(出典:  MyMarketingDept。


5)1日に複数回ブログをしている企業の92%が、ブログから顧客を獲得しています。
(出典:HubSpot 


6)ブロギングのための最も活動的な人口統計グループは、全ブロギング人口の53.3%を占める21〜35歳の人である。
(出典:Sysomos


7)ブログを使用しているB2Bマーケターは、使っていないマーケターよりも67%多いリードを生成する。
(ソース:InsideView


8)全インターネット使用時間の23%がソーシャルネットワークやブログに費やされています。
(出典:Dream Systems Media


9)米国オンライン消費者の61%が、ブログからの推奨に基づいて購入を行っています。
(出典:BlogHer


10)B2B企業の33%がブログを使用しています。
(ソース:InsideView


11)マーケティング担当者の37%は、ブログがコンテンツマーケティングを行う上で、最も重要な方法だと言っています。
(出典:コンテンツプラス


12)企業の81%がブログを「有用」「重要」「必要不可欠」と考えています。
(出典:Hubspot


13)あなたが21-54のブログ投稿を書くと、ブログトラフィックの生成は最大30%増加します。
(出典:  TrafficGenerationCafe


14)平均的な人は、1か月あたり182のオンライン動画を見ている。
(出典:  Digital Buzz Blog


15)平均して、ブログに掲載する企業は、434%多いインデックスページを受け取っています。
(出典:HubSpot 


16)電子メールマーケティングを利用している企業のうち、ブログを掲載している企業は、電子メールからのトラフィックが2倍多くなっています。
(出典:   HubSpot


17)月間20回以上のブログ更新は、月間4回以下のブログよりも5倍のトラフィックが得られています。
(出典:Hubspot


中小企業向けブログ

18)小規模企業はブログをしていない中小企業に比べて、ブログの成長率が126%向上しています。
(出典:  ThinkCreative


19)米国の中小企業の22%が今後12ヶ月間にYouTubeに動画を掲載して、ビジネスを推進する予定です。
(出典:BIA / Kelsey


20)米国の中小企業の52%がソーシャルメディアを使ってビジネスを推進しています。
(出典:BIA / Kelsey


21)Facebookの売り手の39%、主に中小企業がFacebook広告を利用しており、70%近くがこのサービスを再び利用する予定です。
(出典:Payvment


ブログにおけるコンテンツ作成

22)記事投稿(79%)とブログを除くソーシャルメディア(74%)は、B2Bコンテンツマーケティング担当者にとって、最も人気のある戦略です。
(出典:コンテンツマーケティング研究所


23)サイトのカスタムコンテンツを読んだ後、消費者の60%が会社についてより好意的に感じています。
(出典:コンテンツプラス


24)人々は、写真(44%)、状況の更新(40%)、ビデオ(37%)を持つソーシャルメディアのブランドコンテンツに関わる可能性が最も高くなっています。
(出典:Performics


25)オンラインマーケティング担当者の87%がビデオコンテンツを使用しています。
(出典:Outbrain


26)消費者がプロのコンテンツとユーザー生成のプロダクトビデオの両方に晒されている場合、ブランドエンゲージメントは28%増加します。
(出典:comScore


27)消費者の90%がカスタムコンテンツを有用と見なし、78%はコンテンツの作っている企業と良い関係を構築することに興味があると考えています。
(出典:TMGカスタムメディア)


28)画像を持つ記事は9​​4%多くのビューを取得します。
(出典:Jeff Bullas


29)チーフマーケティングオフィサーの78%がカスタムコンテンツがマーケティングの未来だと思っています。
(出典:ハンリーウッドビジネスメディア


30人未満の従業員を持つ企業は、通常、マーケティング予算の42%をコンテンツに割り当てます。
(出典:コンテンツ・マーケティング・インスティテュートとマーケティング・プロフェッショナル


31)消費者の68%は、彼らが興味を持っているブランドからコンテンツを読んで時間を費やす可能性があります。
(出典:CMA


ソーシャルメディアとブログ

32)Twitterユーザーは、ブログを書く可能性が506%、他のインターネットユーザーよりもコメントやレビューを投稿する可能性が314%高くなります。
(出典:GfK MRI

33)ツイートの85%が元のコンテンツ(非RT)を反映しています。
(出典:360i


34)15%のブランドが、週3回以上Google+ページにコンテンツを投稿しています。
(出典:簡単に測定


35)短いソーシャルメディアの投稿(70文字未満のもの)は、長い記事よりもエンゲージメントの面ではるかに優れています。
(出典:Vitrue


36)企業間マーケティング企業の70%がFacebookを使用して、コンテンツを配信しています。
(出典:コンテンツマーケティング研究所


37)ソーシャルメディアユーザーの80.3%が個人的に知られている人物からの投稿を読んでいます。一方、69.5%はモバイルデバイスでのステータス更新を投稿しています。
(出典:comScore


38)電子メールマーケティング担当者の80%以上が、すべての購読者に同じコンテンツを送信します。
(出典:Experian


39)米国中小企業のウェブサイトの66%は、消費者が情報を要求できるような入力フォームのオプションがありません。
(出典:BIA / Kelsey


40)米国のユーザーが電子メールの購読を解除する主な理由は、電子メールが多すぎる(69%)、もはや関連性のないもの(56%)です。
  (出典:チャドウィック・マーティン・ベイリー


41)米国中小企業のウェブサイトの75%は、消費者がビジネス主体に連絡するためのホームページに電子メールのリンクがない状態です。
(出典:BIA / Kelsey


42)Facebookの57%のユーザーは、Facebook広告やスポンサードコンテンツを決してクリックしないと言います。
(出典:Associated Press GfK Poll


43)中小規模の米国企業のウェブサイトの60%が、ホームページ上のローカルまたはフリーダイヤルの電話番号を欠いています。
(出典:BIA / Kelsey


44)中小企業のウェブサイトの20%未満がFacebookページへのリンクを持ち、TwitterやLinkedInへのリンクが少ない状態です。
(出典:BIA / Kelsey


45)米国ソーシャルメディアユーザーの61%が、コンテンツを自動的に投稿するアプリケーションによって、迷惑を被っています。
(出典:Beyond